元整骨院勤務が教える!足ツボが痛いのはホントに内臓の不調のサインなの?
足つぼ専門店とか、マッサージ屋さんに行ったりす
ると足つぼとかリフレクソロジーっていうメニュー
がありますよね。
テレビなんかで罰ゲームみたいにやってるイメージ
があって、痛いイメージ持ってる方もおられます
が、あんなのは施術師の力加減次第です(笑)
痛いなぁって感じやすい場所があると言えば確かに
あります。
足裏のど真ん中のあたりや、土踏まずのあたりと
か。
それでテレビとか、マッサージ屋さんでこんなやり
取り聞かれたことありませんか…
「ここが痛いってことは胃が弱ってるかもですね…ちょっと最近脂っこいもの食べすぎてませんか?とか冷たいもの飲みすぎてませんか?」
「あ〜…確かに…最近ちょっと外食多いかもしれなーい」
みたいなやりとり。
ああいうやりとり聞いてると…やれやれ…ってなっ
てしまいます(笑)
もちろんあれも適当に言ってるんじゃなくてちゃん
と1917年にアメリカの医師が研究結果が起源とされ
ています。
人間の身体は、全身の臓器や器官が “足裏” に映し出
されるように反射投影されている、というもので
す。
これが時々耳にする「反射区」ってやつです。
中国4000年の歴史かと思いきや、意外とアメリカで
近年発見されたものなんですね。
一応反射区の画像も貼っときます。
画像見てもらうと…真ん中のあたり…肝臓だとか腎
臓だし、土踏まずのあたりとかは胃ですよね。
けっこう皆さんここらへんが痛いって方が多いんで
すが…
だからって、いきなり直接胃が悪いとか肝臓が悪い
とか…内臓の不調のサインですよって結びつけるの
はどうなのかなって正直思います。
そう言える根拠を、なおたろが一つだけお伝えしますね。
そもそも、足の部分に骨って幾つあると思いますか?
くるぶしのとこでしょ、かかとも骨っぽいし…甲の
所も骨だなぁって感じますよね。指のとこにも骨は
もちろんあるし…10個くらいなのかな?って感じで
すか?
実はくるぶしとか、かかとみたいに大きい骨から小
さい骨まで、実に様々な合計28個の骨から構成され
ています。片足だけでですよ。
それぞれの骨は互いに関節を形成していて、1つ1つ
が靭帯や筋肉、腱などでつなぎ合わされて、それぞ
れの関節がうまく可動して、上手にバランスをとっ
たり、自分の体重を支えたり着地の強い衝撃にも耐
えられるような力学的に安定した頑丈な構造をして
います。
本当によく造られてますよね。
それで……足の真ん中らへんが痛いって言うのはそ
の辺りの筋肉が疲れてるからっていうのがほとんど
のような気がします。
というのも足の真ん中辺りには、リスフラン関節っていう大きい関節があるんですよ。
足の真ん中にあるので歩く時にもよく使うところだし……
山で遭難して凍傷した人の足を切る時も、指の関節
の次はここの関節の所で切るってぐらいよく動くと
こです。
この周辺の筋肉達が疲れているので、その辺を強く
刺激されると痛いっていうのが、だいたいの痛みの
正体です。
だから、なんでもかんでも内臓の不調にするのはち
ょっといただけないかなと思います。
もちろん本当にその部位の内臓が悪い人もいます
が、そういう人は軽く触っただけでもすごく痛がり
ますから(笑)
ちなみに、足つぼは痛いほど効くんでしょ?って勘
違いされる方もいますが、あんまり強くすると足の
裏の筋膜を傷つけてよくないです。
痛気持ちぃかな…くらいがベストです。
色々言ってきましたが、足つぼがとても効果的なの
は事実なので……
定期的に足裏を刺激して末端の血管から血流を改善
したり、老廃物を流して、スッキリ健康になりまし
ょう♪