なおたろのすゝめ

〜なおたろのおすゝめを発信していきます〜

脇毛ちゃん、さようなら。

突然ですが、なおたろの脇毛は非常に量が少ない。

 

中学生なると皆脇毛生えるじゃないですか。

 

高校生にもなると皆びっしり蓄えるじゃないです

か。

 

でもなおたろは周りと比べても明らかに少なくて…

体育の時間とかに着替えてると「お前脇毛少なくね

ーっ?!」って言われたり、「脇毛剃ってるん?」

と聞かれることもあって自分では少しコンプレック

スになっていました。

 

今ならお金を出してでも脱毛しようとする人もいる

くらいですから気にしなかったのかもしれません

が……お年頃ってこともあってウジウジしてました

ねぇ。

 

というのも脇毛が薄いのには決定的な理由があって…

涙ながらにお話しましょう…あの悲劇を。

 

なおたろは背も低くて……一つ歳上のお兄ちゃんは

ボーボボボーボボなのになおたろの脇毛はなかな

か生えてきてくれません。

 

うぶ毛のようなものが生えて、「生えたよー!!」

って喜んでお兄ちゃんに見せても、そんなうぶ毛甘

いわぁ!どうじゃー!!っとばかりに脇を見せつけ

られ、その毛量の差に落ち込んだものです。

 

毎日鏡で確認する日々が続きました。

 

そしてもうあきらめかけ、鏡で確かめるのも忘れた

頃…。

やっと…やっっと!

20本くらいでしょうか。濃い脇毛がなおたろの脇に

も命を宿したのです。

 

ようやく大人の仲間入りをした喜びを分かち合おう

とさっそく兄に見せに行くと…。

 

何を思ったのか兄は、なおたろの両手を掴み、脇が

あらわになる形で羽交い締めにしてきたのです。

 

兄の顔はもう犯罪者の顔つき。

 

なんだ!こいつは!なにをする気だ!!

 

嫌な予感しかしない。

 

兄の手がなおたろの脇に伸びる……!!

 

そして次の瞬間!!

 

 

 

 

 

 

 

ムシリ…。

 

 

 

 

 

 

ぐああぁぁぁぁ!!!!

 

 

痛みが全身をかけめぐる!

 

嬉しそうに抜けた脇毛を顔の前でチラつかせる兄。

 

こいつは…!人ではない!人でなしだ!

 

なおたろが必死に蓄えてきた脇毛を今まさにむしり

取ろうとしているのだ!

 

結局兄の悪手は止まることはなかった。痛みに体を

よじらせるも力づくで押さえ込まれ…抵抗むなしく

両脇の毛をことごとくむしり取られた。

 

せっかく命を宿した脇毛ちゃん達は、兄の手により

毛根から根こそぎもっていかれてしまったのであ

る。

 

それから…またしばらく毛が生えてくることはなか

った。

そして今に至るまで…結局少ないままなのである。

 

出る杭は打たれるとはまさにこのことです。

 

最近YouTubeで、「出る杭は打たれると言います

が、打たれないようにするにはどうすればいい

か。」という質問に、あのイチローはこう答えてい

ました。

 

「打たれないぐらい出きってしまえばいいんです

よ!」

 

そうか…なおたろもあの時、抜かれないぐらいボー

ボーに生えきってから見せればよかったんだな。

今ではもう出す杭もないのですから。

 

イチローの言葉に妙に納得して、この記事を書くに

至りました。

皆さんも出る杭が打たれないように気をつけましょ

う。

 

あの頃のボクの脇毛ちゃん。さようなら。

 

そして、大切な教訓を与えてくれて、ありがとう。